コーラ味のポテチ・ポテチ味のコーラ

まず、謝罪しなければならないのだがこれは5月のうちに上げておくべきものであった。それを、今の今まで時間がかかってしまったのは本当に申し訳ないと思っている。謹んでお詫び申し上げたい。

申し訳なかったお。('ω')b

 

さて、私には使命があるのだ。ことの全容を知らせ更なる犠牲者を生まないために。

表題の通り、コーラ味のポテチとポテチ味のコーラをご存知だろうか?

一時期、ナムコ系のゲーセンのUFOキャッチャーコーナーで異彩を放っていた景品である。

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では、まずはコーラ味のポテトチップスについてだ。

一口目はなるほど味の薄いコーラといったところだった。だが、何かおかしい。

二口目に味の輪郭がはっきり見え始める。ポテトチップスとしての本分であるジャガイモの味がまず、舌に広がる。それはいい。次に甘みが来て酸味が現れる、それを塩が味を引き締めにかかる。

いや、違う。前情報としてポテトチップスを再現しているのが頭に入ってるせいで、そんな気がしたが、これはコーラじゃない・・・。

コーラってなんだろう?そんなに俺は飲まないけれど、少なくとも甘くてシュワシュワするやつだったはずだ。酸味さんは、どちらからいらっしゃったのじゃ?

僕の頭は完全に混乱していた。

コーラという情報によって頭の中ではコーラのイメージを作り上げていくのだが、どうしても酸味の主張が止まらない。

そうして、無駄に脳を酷使して半分ほど食べ進めて行ったあたりで突然天啓が降りてくる。

 

これ、レモンパイだ。

 

主張の強い酸味はレモンを想起させ、ほのかな甘さがクリームと同じ曖昧な後味を残して行く。

商品名の先入観によってコーラに感じられるだけで、これはレモンパイ味のポテトチップスだったのだ。

 

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さて、ポテチ味のコーラについても触れていきたい。

一口目は若干味の薄いコーラといったところだった。だが、何かおかしい。

二口目に味の輪郭がはっきり見え始める。砂糖水。砂糖水。ほのかな炭酸。炭酸が鼻から抜けた後に香ばしいジャガイモが顔を出す。甘さと苦味は合わない。試しに、市販のコーラにガーリックでも入れてみて欲しい。なんなら、砕いたポテトチップスでも入れてみやがれ。

合わない。

 
最後に矛盾の故事のように双方を同時に食べるとどうなるか、というアイデアをいただきましたので試してみた感想です。
結論。お互いの味を打ち消しあって炭酸が残り、やけに味の薄い気の抜けたサイダーになります。
 というわけで、ポテトチップスの方は、コーラという前提を捨てれば悪くはなかったが、コーラの方は…まあ、うん。なんだ…忘れろ。
 
では以上、ご査収下さい。